日清製粉さんのご支援で山梨県清里高原、
キープ清里キャンプ場に行ってきました。
葉っぱやどんぐり、石や枝を拾ったり・・・というのが楽しい時期のちいさい子どもたちに、
線量を気にせず、あたりまえだった外遊びをのんびり思いっきり楽しませてあげたい!という
たくさんの気持ちが集まって開催されたこの3日間のプログラムは、
参加した子どもたちにとって、とても有意義なものになりました。
つかまえた生き物はカゴに入れてよく観察したら
清里の自然に返すことを約束して楽しみました。
頑張ってつかまえた時の達成感も素晴らしいですが、
ちいさな大切な命がそこにあることを実感してもらえる事が
自然の中で生き物と触れ合って遊ぶ際の素晴らしいところであり子どもたちにとって得るものが多く、
このような機会をありがたく思っています。
カゴから出した後も蝶が子どもの足にしばらくとまっていて、
ひなたで身体を温めてから飛び立つ過程をじっくり見れたり、
カゴの中でバッタが脱皮する瞬間を偶然見る事が出来たり、飽きずに長い時間ずっと虫を眺めている子もいました。
絵本の読み聞かせで休憩タイムです。
みんな絵本が大好きで嬉しいです♪
広いお庭でハンモックで遊んだり、
どんぐりで遊んだり、
食べられる葉っぱを見つけてかじったり(笑)
子どもたちはとても楽しんでいました。
竹に重ね重ねミックス粉を付けて
庭で熾した炭火で焼くバームクーヘンを
おやつに手作りしていただきました。
その名の通り、
バーム=木(Baum)、
クーヘン=ケーキ(
本当の木のような見た目に焼き上がり驚きましたっ。
とても美味しかったです!
森の中でヨガも楽しみました。
木や大地に抱かれる感覚で
とても癒されました。
キャンプ場のレンジャーに教えていただいて
タマゴダケという
卵の殻から出てきたような形の
かわいらしい
キノコを見つけたママもいましたよ♪
高原の気温は昼間でも暑すぎず、
風が心地よくお天気に恵まれました。
磨いてあるアンティークな床が冷たくて
きもち良いのか・・・
こんなところでスヤスヤ夢の中の
お友達もいましたっ(^^)
気持ちよさそうです。
日が沈む頃に、火を囲んで
子どものえほんから感じることを
みんなでおしゃべりしたりしました。
今日の楽しかったことや、
普段の心配事やこれからしたい事など
ゆっくり流れる時間の中で
落ち着いた心でみんなが
自分の想いを言葉に改めてしてみると
自分自身でも新たな発見があったり、
心の整理が少しできたりしました。
子どもたちになるべく安全にのびのび遊んでもらおうと、個人で日常で出来ることは努力し、
工夫をして暮らしていますが、 清里高原の自然の中で遊ばせていただいて、自分がしている事での限界や、問題点、改善点などに気づくことも出来たり、改めて発見がありました。
発想次第で無限に広がりがある自然と触れ合う遊びとは違って、
私たちが用意する安全な子どもの遊び場の多くは、おとなの一定の思惑通りに、演出通りに子どもたちが遊ぶことが前提なんだと、改めてハッとさせられました。
大人の想像を超えて、子どもが違う使い方をすれば危なかったりルール違反だったりして、そこまでて止まってしまう事はもちろん安全やルールのために当たりまえの事でもありますし、すぐに福島の自然が元通りになることが難しいことも解っていますが、不自然なことが多かったとしても、それでも、少しでも子どもたちのために、これからも努力し改善できることはしていこうと思いました。
これからも、原発事故前に当たり前だったことを、少しでも子どもたちに体験をさせてあげたいと思いました。子どもたちの『学び』のためにとっても重要な『遊び』について、もっともっと見つめなおしていかなければならないと気づかされました。
子どもたちは清里にて、大人に見守られながら自然の中で身体を使って力いっぱい遊び、そして、キャンプ場での安全管理や集団のルールに沿うことを練習し体験し、子どもたち自身が得られるものがそれぞれにたくさんありました。
この3日間の自然とのふれあい、人とのふれあいは、
子どもたちそれぞれの心に素敵な思い出として経験としてしっかり残ります。
温かい心で子どもたちの見守りや、生活や移動の補助をしてくださったり、
励ましてくださったスタッフのみなさま、
健康的で安全な食事を提供してくださったスタッフのみなさま、
つながるこそだてサロン 森の楽好 IN清里 実現のために
ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
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8月9日は、満員になりましたので募集を締め切りました。
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NPO法人地球の楽好ふくしまスタッフ